社会保障は現代資本主義が生み出す
貧困・生活不安などの生活問題に対して、国民生活を保障することを通して、国内・国外の社会主義に対抗しつつ現代資本主義国家を維持し、延命を図ることを目的とした生活保障政策をいう。
社会保障という用語は、1933年アメリカ合衆国で経済保障あるいは所得保障にかわるものとして造語されたもので、それが35年社会保障法として初めて公用語として使用された。
しかしその内容は、ヨーロッパ諸国の制度に追いつこうとしたものにすぎない。
社会保障は、W・チャーチルの有名なことばを借りれば、「揺り籠から墓場まで」の国民生活を保障するものである。
国民の生活は、失業、労働災害、傷病、老齢などの生活上の事故で所得が中断または永久に失われたり、支出が増大したりして、脅かされたり破壊されたりする。